爽風(そうふう)
海から吹き寄せてくる風が自然界に多くの恵みを与えてくれるように、「爽風」が町に吹き、発展していくように…と願いが込められています。
設置当初、橋の上の彫刻として話題を呼び、新聞・テレビ等で取り上げられ、町の顔として広く紹介されました。彫刻の立つあけぼの橋は、建設省の「第一回手づくり郷土賞」を受賞しています。
【作成年】
1985年11月
【作 者】
岩野 勇三
【場 所】
あけぼの橋
薫風(くんぷう)
両手を大きく広げ、包み込むようなその姿は、万物の包容を表現しており、均整のとれた肉体美からは男性の力強さが溢れています。
夕日を背にした「薫風」は、ギリシャ神話のアポロンの神のようで、津奈木大橋から町を見下ろし、静かに見守っているようでもあります。
【作成年】
1987年10月
【作 者】
岩野 勇三
【場 所】
津奈木大橋
風ん子(かぜんこ)
タンポポの花の種が風に乗って飛んでゆく様を象徴しており、今まさに町の子どもたちが元気よく飛び立とうとしているところを表現した作品です。
橋の上に設置された「爽風」「薫風」「風ん子」は、風をテーマに製作され、父・母・子どもたちの平和で理想的な家庭を表しています。
【作成年】
1988年11月
【作 者】
岩野 勇三
【場 所】
茜橋
若い女(わかいおんな)
役場庁舎の新築に伴い玄関に設置されたブロンズ像で、七刻展に出展された作品のひとつです。作者(岩野勇三)と町をつなぐ第1号となった作品でもあります。
【作成年】
1984年5月
【作 者】
岩野 勇三
【場 所】
津奈木町役場庁舎玄関入口
那有(なう)
都会的で、若い女性の躍動美を表現した作品。東京の八王子駅ビルと上越市高田公園にも設置されており、自然と調和のとれたこの作品は、伸び伸びとして優雅で、都会とはまた違う雰囲気を感じることができます。
【作成年】
1990年4月
【作 者】
岩野 勇三
【場 所】
役場庁舎前
はぐれっ子
街中ではぐれた子どもの寂しそうな様子が伝わってくる作品です。
四季の移ろいに合わせて、様々な表情を見せてくれます。津奈木町役場では、岩野勇三氏の製作した「若い女」「那有」「はぐれっ子」の3作品を見ることができます。
【作成年】
1990年4月
【作 者】
岩野 勇三
【場 所】
役場庁舎前
まつり
男の子がお面を片手に、祭りではしゃぐ姿は、躍動感があり、今にも動き出しそうな錯覚をおぼえます。つなぎ温泉「四季彩」の受付から浴場棟へとつづくトンネル内に設置されています。
【作成年】
1990年4月
【作 者】
岩野 勇三
【場 所】
つなぎ温泉「四季彩」
ときの翔(ときのつばさ)
つなぎ文化センター前に設置された高さ8メートルのシンボル塔。町が飛躍する姿をイメージして製作されたこの作品は、大きなつばさがはばたき、明るい未来へ飛び立つようです。
【作成年】
1991年3月
【作 者】
松尾 光伸
【場 所】
つなぎ文化センター前
時のカプスール
以前、町の中心であった役場跡地には、つなぎ物産ギャラリー「グリーンゲイト」が建ち、その敷地内にこの作品が設置されています。カプセルの中に凝縮された町の過去から現在の姿をそのステンレス製の表面に映し出し、つなぎ文化センター前に設置されている「ときの翔」とこの「時のカプスール」の2体の抽象彫刻は、過去の歴史と未来への飛躍を表現しています。
【作成年】
1992年4月
【作 者】
松尾 光伸
【場 所】
つなぎ物産ギャラリー「グリーンゲイト」
シャツブラウス
女性がシャツブラウスを身にまとい、祈るように胸で手を組んでいる姿は、こまやかな女性の美しさと優しさを表現しています。
県指定重要文化財「重盤岩眼鏡橋」横のめがね橋公園内に設置されています。
【作成年】
1994年10月
【作 者】
笹戸 千津子
【場 所】
つなぎ物産ギャラリー「グリーンゲイト」横のめがね橋公園内
トルソ
古代ギリシャの彫刻によく見られる、胴体部分の美を追求した作品です。つなぎ美術館前に設置されているこの作品は、訪れた人々をあたたかく出迎えてくれます。
モデルは、笹戸千津子氏で、めがね橋公園に設置されている「シャツブラウス」の作者です。
【作成年】
1993年3月
【作 者】
佐藤 忠良
【場 所】
つなぎ美術館前
ひまわり
太陽に向かって育つひまわりのように、子どもたちの健やかな成長を願い、津奈木中学校前の津南橋に設置された作品です。橋の上の彫刻としては4体目にあたります。
【作成年】
1997年10月
【作 者】
佐藤 忠良
【場 所】
津南橋
たわむれの塑像(たわむれのそぞう)
下田氏は主にニューヨークを拠点に鉄やコールカーテン網などの素材を主とした幾何学的なモニュメントをはじめ、背景を取り込んだ空間自体を彫刻する作品の制作に取り組みました。作品は人がたわむれている様子を表現したものです。
【作 者】
下田 治
【場 所】
つなぎ文化センター前
牧歌(ぼっか)
公害による暗い地域イメージを払拭し、明るい21世紀に向け、時代を語る作品として設置したものです。作者がガンの宣告を受けながら制作し、絶作となった作品でもあります。
【作成年】
2000年3月
【作 者】
岩野 勇三
【場 所】
舞鶴城公園展望所
千代
江戸時代後期、町に実存した孝行娘「千代」は、幼くして父母と別れ、祖父母を助けて田畑を守りました。その孝行ぶりが肥後藩主の耳に入り、年に米10俵を褒美として賜ったという逸話があります。作品は、馬を招き寄せる千代の姿が彫られています。
【作成年】
2003年
【作 者】
岩野 亮介
【場 所】
津奈木駅前
立球体・誕生
町政施行50周年を記念されて設置され、幅45cm・奥行き30cm・高さ120cmある女性のブロンズ像である。熊本県出身の本田氏により制作された作品は、球体から生まれてきた女性を表現しており、女性の顔や足元の球体は鏡のようになるまで磨かれています。
【作成年】
2014年3月
【作 者】
本田 貴侶
【場 所】
四季彩駐車場横