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柳幸典つなぎプロジェクト成果展2021 Beyond the Epilogue

 柳幸典つなぎプロジェクトの3年目の成果展が、9月11日(土曜日)からつなぎ美術館で始まりました。社会問題に独自の視点で切り込む作品で知られる柳さん。事前調査で町を訪れたときに、水俣病の惨状を描いた作家の石牟礼道子さんや写真家のユージン・スミスさんの作品を展示する施設がこの地にないことに衝撃を受け、石牟礼さんの文学にちなんだ大型展示を企画。石牟礼さんの詩などを基に役場近くの森で《石霊の森》、旧赤崎小学校舎を利用した《入魂の宿》を手がけました。
 《石霊の森》は、石の中から言霊が聞こえる様子を表現した作品。利用されなくなった憩いの森とそばに放置された無数の石から着想し、さまざまな形の石を人間の多様性に重ね合わせています。石に近づくと被害者の語りや町民による石牟礼さんの詩の朗読、郷土民謡「平国六方踊り」の演奏と歌が聞こえてきます。この踊りは約200年前から伝わったといわれ、力自慢の侍が刀を抜いて喧嘩しそうになるのを、別の侍がなだめて仲裁する物語。水俣病をめぐるさまざまな問題にもつながると思い採用したそうです。
 《入魂の宿》は旧赤崎小学校のプールと周辺を宿泊施設に改修。水中に下るスロープも付け、海の浄化が自然界の微妙なバランスで成り立っていることを体感できるそう。敷地内には再生した海や空の景色を取り入れる作品を設置し、公害を見つめ瞑想に浸る空間を新しく作り出します。作品名は石牟礼さんの詩「入魂」から引用。柳さんは「『海に魂が入る』と表現するところの海と天が結び合う瞬間を描いた美しい詩の世界を、地域資源の再生で造形できれば」と語りました。

石霊の森

入魂の宿(イメージ)

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