本町で活躍する地域おこし協力隊。「どんな仕事をしているの?」と聞かれることも多い協力隊。3月16日(月曜日)に、これまでの歩みや地域の中で感じたこと、今後について話す活動報告会が行われました。
Vol.1 髙木 菫さん(住民参画型アートプロジェクト推進業務)

活動内容
美術館の展示替えやチラシ発送、作家のお手伝いまでさまざまです。今年度は記録集の打ち合わせへの参加、トークセッションの文字起こし
などをしました。
また、「対話型鑑賞」という方法で観覧者と交流しています。これは、作品を観たときの感想や想像することを対話を通して楽しむ方法です。
「話す」「聞く」という、日常的な行動を意識して取り入れることで、アートがもっと親しみやすくなります。これからも皆さんが気軽にアートを
楽しんでもらえるよう力を尽くします。
来年度に向けて
来年度は3年目を迎え、任期最終年です。今までの活動の経験を生かして、美術館のサポートをさらに安定して務められるようにしていきます。美術館をとりまくアートとの自然な出会い方や関わり方を促し、言葉にしていくと共に、一人一人との出会いを大切にした活動を続けていきたいと思います。
Vol.2 小野 孝弘さん(つなぎFARM推進業務)
活動内容
私はつなぎFARM事業と自然栽培農業の推進を担当しています。具体的には自然栽培の野菜柑橘講習会、野菜柑橘加工品の販売、自然栽培の実証など。その様子をSNSで情報発信しています。
米作りでは川内地区の田んぼで革新米麦農法という、機械をほぼ使わない方法で栽培。自然栽培に触れるきっかけを作ろうとイベントを開催しました。もみすりをして羽釜で薪炊きで米を炊き、みんなで持ち寄りの昼食をとりながらご飯を食べました。
他には、地元の木材会社と大工と一緒に移動販売車を製作。これで販売しながら消費者やスーパーなどにつなぎFARMの農産物を周知しています。
来年度に向けて
水俣・芦北地域に出向き、地元の人に知ってもらい、買い支えてもらう仕組みを作りたいです。あとは、つなぎ百貨堂の目玉になるような新商品を開発できるよう、研究を重ねていきます。
Vol.3 曾地 啓介さん(情報発信・移住定住コーディネート業務)
活動内容
情報発信では、動画や写真をSNS上に投稿。半分以上はつなぎFARMや協力隊の小野さんの活動です。また、観光スポット・イベントを紹介する町公式のPR動画を新たに作成しました。他にも幼稚園のどんどやなどを投稿したところ、町外の本町出身者から「懐かしさを感じる」とコメントをいただきました。移住定住コーディネートでは、昨年9月に福岡県の冷泉荘で本町を紹介するためのパンフレットを作り、参加者へ町の魅力を伝えました。
町内事業者から依頼を受けて作成したものでは、つなぎオイスターバルまでの道案内動画や、アグリ津奈木の寒漬大根のポスターなどがあります。
来年度に向けて
自らが「この町に住んだら、こんなに楽しいことがある」と心の底から言えるようになることが、重要だと感じました。自らの活動や生活の質を高めつつ、今後もあらゆる可能性を探っていきます。