【孝女千代】-(9)
  ホーム > 津奈木町の民話 > 【孝女千代】-(9)
 

孝女千代
千代の絵
そのことがあてから、千代の孝行ぶりは、熊本の殿様(細川候)にも聞こえるようになりました。
そこで、殿様は、本当の孝行者かどうか、役人を調べに行かせました。
ちょうど、夕飯時でした。
役人は、台所の壁の隙間から、そっと中をのぞいてみました。
何を見たと思いますか。
千代は、まっ白い御飯を食べ、おじいさん、おばあさんは、黄色い粟飯を食べているではありませんか。
「千代は孝行者と聞いたが、これはまっかなうそだ。おのれ、このうそつきめ。化けの皮をはいでやるぞ。」
と思って、戸を叩きました.。

戻る
つづき

  ▲ページの先頭へ