【孝女千代】-(5)
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また、おばあさんが、
「千代や、お寺まいりがしたか。」
と言いますと、
「はい、はい。仏様もさぞかしお喜びでしょう。」 と言って、おばあさんをせおって、お寺まいりに行きました。
おばあさんは、耳が遠いので、お坊さんの話がよく聞こえませんでした。
そこで、千代は、家に帰ってから、そのときの話を、何度もして聞かせました。
おばあさんは、それが何よりも楽しみでした。
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