【孝女千代】-(4)
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ある日のこと、
「千代や、畑ん仕事ば加勢しゅうか。
(加勢しようか)
」
とおじいさんが言いました。
年をとったおじいさんには、とても無理でしたが、おじいさんの気持ちを大切にして、いやな顔一つせず、
「おじいさん、助かります.。」
とやさしく言いました。
暖かい日などは、おじいさんをせおって畑につれて行き、こかげにすわらせ、 自分は一生懸命仕事して、おじいさんを喜ばせました。
そのおじいさんの喜ぶ顔を見ると、千代は、疲れも忘れるのでした。
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