(趣旨)

第1条　この要綱は、重度の心身障害者(児)及び妊産婦の積極的な社会参加及び健康増進に寄与することを目的として、津奈木町予約型乗合タクシー運行事業実施要綱(平成27年告示第43号)に基づき実施する津奈木町予約型乗合タクシー(以下「乗合タクシー」という。)の無料回数券を交付することに関し、必要な事項を定める。

(交付対象者)

第2条　無料回数券の交付を受けることができる者(以下「交付対象者」という。)は、本町に住所を有し、次の各号のいずれかに該当するものとする。

(使用可能な運行範囲)

第3条　無料回数券の使用可能な運行範囲は、乗合タクシーの運行範囲とする。

(交付申請)

第4条　無料回数券の交付を受けようとする者(以下「申請者」という。)は、津奈木町乗合タクシー無料回数券交付申請書(様式第1号)により、町長に申請するものとする。なお、町長は、申請者に対し、第2条の交付対象者ごとに、次の各号に定める公的身分証明書(以下「証明書」という。)の提示を求めることとする。

(交付)

第5条　町長は、前条の規定に基づく申請があった場合は、当該申請の内容を審査し、遅滞なく無料回数券を交付するものとする。

(使用方法等)

第6条　無料回数券の使用は、申請者本人(以下「使用者」という。)限りとし、使用者は、乗合タクシーに乗車又は降車する度に、第2条各号に定める交付対象者ごとに第4条各号に定める証明書を乗務員に提示し、無料回数券を納めなければならない。ただし、第2条第1号から第3号まで該当する者については、付き添い者が同乗する場合、付き添い者1名に限り、無料回数券を使用できるものとする。

(再交付)

第7条　町長は、使用者が無料回数券を紛失又は使い終わった場合、津奈木町乗合タクシー無料回数券再交付申請書(様式第4号)により町長に申請し、再交付が適当と認められる場合、再交付を行うことができる。なお、証明書の提示及び代理人による申請は、第4条の規定を準用するものとする。

(利用制限)

第8条　使用者は、無料回数券を他人に譲渡し、又は貸与してはならない。無料回数券を他人に譲渡し、又は貸与した場合、町長は使用者に対し、無料回数券の返還を求めることができ、使用者はこれに従わなければならない。

(返還等)

第9条　使用者が転出等の理由により、第2条に規定する要件を満たさなくなった場合、又は無料回数券を使用しなくなった場合には、使用者又は使用者に代わって無料回数券を管理する立場となった者は、速やかに無料回数券を町長に返還しなければならない。

(委任)

第10条　この要綱に定めるもののほか、必要な事項は、町長が別に定める。