「海も山もあるところがいい!」長男の一言がきっかけ
慶人さんとゆいさんは熊本県出身で、2014年に熊本で結婚後、北九州市に住んでいました。2人とも自然豊かな場所で育ったことから、子どもが成長する中で、自然が身近にあるところに移住したいと考えるようになりました。長男が小学校に入る年になった頃、「海も山もあるところがいい!」と言ったことをきっかけに、出身地でもある熊本を中心に移住先を検討。津奈木町が運営する移住体験施設「つなぎ暮らしお試し住宅」で生活体験ができたことや、空き家バンクを活用して家が見つかったことで、スムーズに移住が決まりました。充実した子育て支援制度があったことも大きな決め手となったそうです。
地域おこし協力隊として町の魅力をアピール
ゆいさんは、自然環境に配慮した農業を推進する「つなぎFARM」プロジェクトの推進業務を担当。町内で栽培されるサラダ玉ねぎを化学調味料や保存料、着色料なしで作ったレトルトカレーや、津奈木町産の青パパイヤの認知度向上に努めています。慶人さんは真ガキやヒラメの養殖などの水産業の活性化に取り組み、小学校の旧校舎を欧風カキ小屋に改装した「つなぎオイスターバル」の周知や婚活イベントにも携わっています。
二人が感じた津奈木町の一番の魅力は、海や山に囲まれた温暖な気候の土地と地域の人々の温かさです。「移住前に何度か町を訪れ、地区の行事に参加した際、町の人々が温かく迎えてくれたことが、移住の決断を後押ししました」とゆいさん。また、「野菜の美味しさに改めて気が付いたり、町内に2~3カ所ある水源で水を汲んだり、ジビエのおすそ分けをもらったり、暮らしの一つ一つが大切に感じられ心豊かに暮らしています」と話します。
これからも津奈木町での生活を楽しみつつ、地域に貢献していきたいと考える慶人さんとゆいさん。「アートを活用した町づくりなど、住んでみて気が付いた魅力もたくさんあります。特産品である甘夏ミカンやデコポンなどの収穫イベントや漁業体験と観光を組み合わせた地域ツアーなど、町を身近に体感できる機会を町外の人たちにも提供したい。協力隊の任期が終わっても、自分たちを受け入れてくれた地元の皆さんに恩返しをしていくつもり」と笑顔で話します。