柳幸典つなぎプロジェクト　プロローグ

　9月14日（土曜日）、つなぎ美術館で柳幸典さんによる「柳幸典つなぎプロジェクト プロローグ」が始まりました。同日には、柳さんと現代アーティストの西野達さんとのトークイベントがつなぎ文化センターで開催され、67人が参加しました。これは「住民参画型アートプロジェクト」の一環として、2021年のつなぎ美術館開館20周年を記念し、本プロジェクトを柳さんがことしから3年かけて取り組むものです。
　2人は武蔵野美術大（東京都）出身で、卒業後はニューヨークやベルリン、日本などを拠点に世界で活躍されている現代アーティストです。栁さんが本町に興味を持ったのは、『西野さんのプロジェクトを通し、津奈木町なら自分の個性を表現できる受け皿があると感じた』からと説明。また、『具体的に何をするか決まっていませんが、面白いことができそうでとても期待しています。津奈木でしかできない唯一無二の作品をつくりたい』と話していました。

 

 

　1959 年福岡県生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科卒業。1990年イエール大学大学院美術学部彫刻科（コネチカット州、ニューヘイヴン、アメリカ)。2005～15年広島市立大学芸術学部准教授。広島県尾道市在住。第45回ヴェネツィア・ビエンナーレアペルト部門受賞。東京都現代美術館、ニューヨーク近代美術館、テートギャラリーなど30か所以上で作品を収蔵。